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何故、車はエコなのに!住宅は省エネで快適な住宅ではないのはなぜ?
- 2019年2月14日
- 読了時間: 2分

「交通安全白書」によると
交通事故の死亡者は
1992年に1万1452人だったのが2017年には3649人に減少、
1993年に11.1km/リットルだった車の平均燃費が
2015年には21.6km/リットルになり、
車の安全省エネ性能が向上している。
残念なことに住宅を買うときに
しっかり勉強して優良な建物を選んだ「意識高い系」の建て主は、
省エネ・快適な住宅を手に入れられる可能性が高いのに、
「意識低い系」の建て主は、
日本の住宅市場においては当面、
寒くて増エネな住宅を「自己責任」でつかまされる。
一度建った建築は数十年も使い続けられる。
そのため、劣った性能の建築が
長期にわたって社会に悪影響を及ぼすこともある。
一方で、海外では省エネ基準の義務化は
粛々と進められている。
高性能な住まいが標準になりつつあるドイツでは
厳しい省エネ基準が早くから義務化されたため、
メーカーは「合法」な高性能品だけをつくるようになり、
生産効率が高まり、コストも劇的に下ったとのこと。
更にドイツには、
太陽から熱を取り入れ、
風を通して流すというエネルギーを重視して設計する
「パッシブハウス」がある。
「パッシブハウス」の名称の由来はウィキペディアによると
建物の性能を上げる事により、
高性能の熱交換器による空調設備だけでアクティブな冷暖房器具が不要であるという意味合いからパッシブの名が付けられたらしい。
建物の性能を上げるということは、
「高断熱高気密」(これは魔法瓶のように熱の出入りがなく保温のみの状態)
ではなく、パッシブハウスではあくまで自然なエネルギーの流れを活かすという点で違っている。
今回省エネ義務化が先送りとなりましたが、
日本の生活と住宅は将来どうなっていくのでしょうか?